看護師等養成所の教職員向け
ハラスメント防止セミナー

対象校長・教務主任・専任教員・実習指導教員(実習施設の指導者もご参加いただけます)
時間講義コース 90分/ワークショップコース 3時間
費用講義コース 98,000円(税別)/ワークショップコース 198,000円(税別)
人数の制限はありません。来校時は交通費別
形式来校またはオンライン

指導とハラスメントの線引きに迷う。実習先で起きた事案にどう動けばよいか分からない。相談を受けたあとの記録が残らない。こうした場面を想定して、判断の基準と初動の手順を扱います。制度の解説だけで終わらせず、貴校の規程に照らして持ち帰れる形にします。

見積り・説明を申し込む ご案内資料(PDF)

PDFはA4で4ページ。そのまま稟議に添付できます。ご請求の手続きは不要です。

2つのコース

制度と線引きを押さえる講義と、事例を使って手を動かすワークショップ。まず講義から始め、次年度にワークショップへ進む形もお選びいただけます。

はじめての導入に
講義コース
90分(オンラインは60〜90分)
98,000円(税別)

来校の場合は交通費別

  • 指導ガイドライン改正の要点
  • 「指導」と「ハラスメント」の線引き
  • 臨地実習で起きた事案の初動対応
  • 相談を受けたときの聴き方と記録
本編
ワークショップコース
3時間(休憩10分を含む)
198,000円(税別)
  • 講義コースの内容をすべて含む
  • シビリティとインシビリティの3つの状態
  • 事例3本を用いた複線ケース・ラーニング
  • グループ討議と全体共有
  • 組織的対策と相談対応の流れ

来校の場合は交通費を別途申し受けます。同一法人で複数校を続けて実施する場合は、2校目以降のお見積りをご相談ください。

扱う考え方

同じ場面から、道が分かれていく

課題が期限に間に合わない。実習でミスが続く。同じ場面に立った教員の対応が、そこから先の径路を分けます。分かれたあとで振り返るのではなく、どこが分岐点だったのかを図にして、その場で見る。ワークショップコースの中心にあるのが、この「複線ケース・ラーニング」です。

→ 横にスクロールできます

課題の提出 中間評価 実習の振り返り 学生が必ず通る場面 まだ戻れる ある場面 分岐点 分岐点 修学の継続 離脱・不調
複線ケース・ラーニングの考え方。学生が必ず通る場面(灰色の帯)で径路が分かれ、しかも一度目を誤っても次の分岐点で戻れます。この「戻れる区間」に手を打つのが、防止の実務です。

「ハラスメントかどうか」では止まらない

教員が本当に迷うのは、明らかな暴言ではありません。挨拶を返さない、ため息をつく、記録を黙って突き返す。法的にはハラスメントとされない帯域です。しかし学生は、そこで折れます。

看護教育の研究では、この帯域をインシビリティ(無礼で秩序を乱す行動)と呼びます。黒か白かで判定するのではなく、安全と感じられる状態から危険な状態までの連続した移り変わりとして捉える考え方です。

→ 横にスクロールできます

学生が感じている状態 シビリティ 安全だと感じられる インシビリティ 疑問と不安が芽生える 危険な状態 信頼が失われる ここまでは戻せる 戻すことが難しい
インシビリティの段階なら、関係はまだ戻せます。分かれ目は、そのあとの声のかけ方にあります。セミナーでは、この「戻し方」を具体的な場面で扱います。

誰かを責めるための時間にしない

教員個人の資質を問う研修は、受講者を身構えさせるだけで、翌日の行動を変えません。このセミナーでは、実習記録の提出、中間評価、指導者との振り返りといった学生が必ず通る場面に着目します。そこに権限が集まる構造があり、だからこそ手を打てる、という順序で進めます。

ワークショップコースの進行

  1. 0:00
    看護教育の現場で何が起きているか指導ガイドライン改正、報道された事案、学生調査から見える構造
  2. 0:35
    シビリティとインシビリティ3つの状態と、戻せる区間。看護教育の先行研究に基づいて
  3. 1:05
    境界の場面をどう見るか指導とハラスメントの間にある場面を、判断の要素に分けて確認
  4. 1:30
    休憩(10分)
  5. 1:40
    複線ケース・ラーニング(演習)事例3本。グループで分岐点を特定し、径路を書き出して共有します
  6. 2:35
    組織として何を整えるか相談対応の流れ、記録、実習施設との連携、自己点検への接続
  7. 2:55
    質疑応答

事前ヒアリングの内容に応じて比重を調整します。進行中の個別事案への助言は行いません。

使用する事例

演習では、看護専門学校の学生3名を想定した事例を使います。家庭の事情と課題の遅れ、グループ実習でのミスと連帯責任、卒業前の実習指導者とのすれ違い。いずれも実習指導の現場で繰り返し起きている場面です。

グループごとに分岐点を特定し、そこから伸びる二つの径路と、その先に起きることを書き出します。最後に全体で共有し、径路の違いがどこで生まれたのかを確認します。

事例は公表資料と一般的な指導場面をもとに構成したものです。相談窓口に寄せられた個別の事案は使用しません。

実施の詳細

形式来校/オンライン。ワークショップコースはグループ討議があるため、来校での実施を推奨します
人数来校は制限なし。オンラインは50名程度まで。演習は4〜6名のグループで行います
費用講義コース 98,000円(税別)/ワークショップコース 198,000円(税別)
いずれも人数の制限はありません。来校の場合は交通費を別途申し受けます。
含むもの事前ヒアリング(30分)、当日の実施、投影資料と演習用紙(PDF)の提供、実施後の質問対応(1か月)
講師小野純也(株式会社コノラボ 代表取締役/博士(医学)・認定心理士)
自己点検貴校の現状確認には自己点検シート(10項目)をご利用ください(無料)

お申込みから当日まで

  1. お見積り、またはオンライン説明(30分)のお申込み
  2. お見積りの提示(正式なお見積書を発行します)
  3. 日程の調整とご発注
  4. 事前ヒアリング(30分・オンライン)。貴校の規程と、扱ってほしい場面を伺います
  5. 当日の実施
  6. 投影資料・演習用紙の提供、および1か月間の質問対応

お申込みから実施まで、通常3〜6週間をいただいています。年度末は混み合います。

よくあるご質問

実習施設の指導者も参加できますか
参加いただけます。実習先で起きる事案は学校だけでは対応できないため、むしろ合同での受講をお勧めしています。人数が増えても費用は変わりません。
どちらのコースから始めるべきですか
ハラスメント研修の実施経験がない場合は、講義コースをお勧めします。すでに基礎的な研修を実施済みで、教員の行動につなげたい段階であれば、ワークショップコースが適しています。
オンラインでも演習はできますか
ブレイクアウトルームを使って実施できます。ただし径路を書き出す作業は対面のほうが進みやすいため、ワークショップコースは来校を推奨しています。
当日の資料を、校内で使い回してもよいですか
貴校内での研修・回覧にお使いいただけます。校外への配布や再販はご遠慮ください。
個別の事案について相談できますか
セミナーでは扱いません。進行中の事案は当事者の情報を含むため、別の枠組みが必要です。外部相談窓口の受託については外部ハラスメント相談窓口のご案内をご覧ください。
録画してもよいですか
欠席者向けの校内共有を目的とする場合に限り、ご相談に応じます。事前にお知らせください。
キャンセルはできますか
実施日の2週間前までは無償で承ります。それ以降は費用の一部を申し受ける場合があります。
看護師等養成所以外でも実施していますか
大学・大学院、研究機関でも実施しています。内容は対象に合わせて構成し直します。

講師について

小野純也。博士(医学)、認定心理士、認定臨床化学者。製薬企業で約20年の研究職を経て、2022年に株式会社コノラボを設立。大学・研究機関のFD研修、研究倫理支援、研究者のメンタリングに従事しています。

ハラスメントの領域では、看護専門学校の外部ハラスメント相談窓口を運営しています。相談を受ける側と、指導する側の双方から見た実際を踏まえてお話しします。

お申込み・お問い合わせ

お見積りと、30分のオンライン説明は同じフォームから承ります。ご案内資料はPDFで公開していますので、請求の手続きは不要です。

フォームから申し込む

メールでも承ります。
info@conolab.co.jp

貴校名・ご担当者名・ご希望のコース(講義/ワークショップ)・実施形式・おおよその実施時期をお知らせいただけると、そのままお見積書をお送りできます。

貴校の現状確認には、ハラスメント対応 自己点検シート(10項目)をご利用ください。無料で公開しています。